BTTFドクの愛犬。アインシュタイン考察|世界初のタイムトラベラーが証明した「種を超えた友情」

時代を超える

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』の主役といえば、マーティとドク。
そしてタイムマシン・デロリアンです。
しかし、この壮大な物語の「最初の目撃者」であり、
歴史的な一歩を刻んだ隠れた主役を忘れてはいけません。

ドクの愛犬、アインシュタインです。

彼は単なるペットではなく、孤独な天才科学者の「唯一の理解者」であり、
命を託し合うパートナーでした。
この記事では、1985年のアインシュタインと、
1955年のコペルニクス。
二匹の愛犬を通して、ドクという男の「素顔」を深掘りします。

BTTF 世界初のタイムトラベラーは、なぜ「犬」だったのか?

1985年10月26日、深夜のショッピングモール。
デロリアンの最初の被験者としてシートに座ったのは、アインシュタインでした。

ドクはなぜ、自分ではなく愛犬を最初に乗せたのでしょうか。
「実験が怖かったから」ではないでしょう。
ドクは自分の発明に絶対の自信を持っていました。
その絶対の自信=安全性を、
自分以上に大切な存在を託すことで証明したかった
のだと、私は感じます。

1分後の未来から戻ってきたアインシュタインが、
デロリアンの冷気の中で震えていた時、ドクは真っ先に駆け寄り、彼を抱きしめました。
PART2では「仮死状態(コールドスリープ)」で未来へ連れて行く描写もあります。

タイムトラベルという未知の恐怖に対し、
犬であるアインシュタインが落ち着いていられたのは、
ひとえにドクへの絶大な信頼があったからだと思います。

アインシュタインの可愛らしい目を見ていると、
言葉を超えた、種を超えたドクとの友情を感じます。

BTTF 孤独な天才を支えた「偉人」の名を持つ犬たち

ドクが飼う犬たちは、いつも歴史的な科学者の名を与えられています。

  • 1985年の犬:アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)
  • 1955年の犬:コペルニクス(ニコラウス・コペルニクス)

ドクの部屋には偉人たちの肖像画が飾られていますが、
彼にとって科学者たちは「憧れのアイドル」でした。

街の人から「イカれた科学者」と蔑まれ、
孤独に研究を続けていたドクにとって、
偉人の名を冠した愛犬たちは、
自分の夢を肯定してくれる唯一の家族だったのでしょう。

夜中までガラクタに囲まれて実験を繰り返すドクの足元で、
ただ静かに尻尾を振っていたむく犬たち。
孤独なドクを癒してくれる存在だったと思います。

BTTF 自動給餌機に隠された「不器用な愛」

PART1の冒頭、ドクの不在のラボで虚しく作動し続ける「自動給餌機」
ドッグフードの缶詰(カルカン!)が開き、
山のように積み上がるシーンがあります。

これ、笑える小ネタですが、少し切なくありませんか?
研究に没頭すると寝食を忘れてしまうドクが、
「自分がいなくてもアインシュタインだけはお腹を空かせないように」と、
知恵を絞って作った発明品なのです。

自分の生活はボロボロでも、愛犬の尊厳だけは守りたい。
そんなドクの不器用な愛情が、
あのがたつく機械音の中に凝縮されていたと思えます。

BTTF 俳優犬たちの裏話:アインシュタイン役の交代

アインシュタインを演じた俳優犬についても少し触れておきましょう。

  • PART1:俳優犬「タイガー」。
    犬種は公表されていませんが、
    カタロニアン・シープドッグの血を引くミックス説が有力です。
  • PART2・3:高齢で引退したタイガーに代わり、
    「フレディ」がバトンを引き継ぎました。

実は、1955年のコペルニクスもフレディが演じていたという説があります。
もしそうなら、子役時代に過去の犬を演じ、
成長して現代の犬を演じたことになります。
作品の裏側でも、犬たちの「時間旅行」が行われていたのかもしれません。
なんだか楽しくなりますね。

結論|BTTF アインシュタインは「家族」の象徴

PART3のラスト、ドクは1885年で結ばれたクララと息子を連れて戻ってきます。
その傍らには、やはりアインシュタインの姿がありました。

ドクにとって人生最大の成功は、タイムマシンの完成ではありません。
孤独だった科学者が、アインシュタインという一匹のパートナーから始まり、
やがてクララや子供たちという「本当の家族」を手に入れたこと。

アインシュタインは、ドクの人生が「孤独」から「愛」へと変わっていく軌跡を、
一番近くで見守り続けてきたのです。

まとめ|もう一人の主役に注目して

次にBTTFを観る時は、ぜひアインシュタインの表情にも注目してみてください。
ドクがピンチの時に吠え、成功した時に喜ぶその姿は、
どんな名俳優よりも饒舌に「友情」を語っています。

もしあなたが夜中まで何かを頑張っている時、
足元にそっと寄り添ってくれる存在がいたら……。
それはあなたにとってのアインシュタインかもしれませんね。

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