映画ウィキッド ふたりの魔女の日本人キャスト、高畑充希ほか豪華声優陣を徹底解説

ミュージカル

映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、ブロードウェイ発の大ヒットミュージカル『ウィキッド』を原作とした全2部構成の実写映画のパート1です。
日本では2025年3月に全国公開され、エルファバとグリンダという“ふたりの魔女”の始まりを描く物語が大きな話題となりました。公開後は口コミとリピーターに支えられ、日本国内で興行収入35億円を超えるヒットを記録し、ミュージカル映画としても異例の成功を収めています。

そして、物語の完結編となる映画『ウィキッド 永遠の約束』は、2026年3月に日本公開予定
パート1で描かれた友情と選択の行方が、パート2でどのような結末を迎えるのか。字幕版・吹替版を問わず、次作への期待はますます高まっています。

本記事では、そんな注目作映画『ウィキッド』日本語吹き替え版キャストに焦点を当て、公式発表をもとに役どころや経歴を整理して紹介します。

 

映画『ウィキッド ふたりの魔女』とは

“悪い魔女”と“善い魔女”の始まりの物語

本作は、「オズの魔法使い」で語られる物語の前日譚。
後の世界に“悪い魔女”“善い魔女”として知られることになる
エルファバグリンダ、ふたりの友情と決別を描きます。

圧倒的な歌唱力と映像美で描かれる、壮大な物語です。

 


映画『ウィキッド』日本語吹き替え版キャスト解説

エルファバ:高畑充希

役どころ:緑の肌という生まれ持った違いゆえに誤解されながらも、真実と正義を求めて運命に抗う、物語の核となる存在。(シンシア・エリボ)

吹替えを担当するのは高畑充希。
彼女は日本のミュージカル界で「歌で物語を運べる俳優」として確固たる評価を得てきました。

舞台では

  • 『ピーターパン』(8代目ピーター・パン)
  • 『ミス・サイゴン』(キム役)
  • 『ウェイトレス』(ジェナ役)

など、感情の振れ幅が大きく、かつ歌唱力が要求される役を数多く経験しています。

特に『ミス・サイゴン』で見せた、

叫ばずに心を震わせる歌

は、エルファバという役柄と深く重なります。

エルファバは、

  • 誤解されやすい
  • 正義感が強い
  • 自分の力を恐れながらも引き受けていく

という、非常に内面的な役です。

高畑自身もインタビューで、

強さと弱さが同時に存在する女性を演じることに惹かれます。

と語っており、エルファバを“悲劇のヒロイン”ではなく“選択する人間”として捉えている点が印象的です。

高畑は語ります。

小さい頃からミュージカルオタクで、
ニューヨークでも『ウィキッド』を観てきました。
エルファバは、ずっと夢だった役です。

吹き替えでは、原語版の圧倒的な声量に寄せるのではなく、
日本語で聴いたときに感情が最短距離で届く設計になっており、
「Defying Gravity」のクライマックスは、
“力で押す”のではなく“覚悟が立ち上がる瞬間”として響きます。

グリンダ:清水美依紗

役どころ:明るさと人気を武器に生きながら、友情と立場の間で揺れ動く、もうひとりの主人公。(アリアナ・グランデ)

吹替えは、歌手・ミュージカル俳優として活躍し、
本作が吹き替え初挑戦となる清水美依紗。

  • 次世代アリアナ・グランデ発掘オーディション
    審査員特別賞受賞
  • ニューヨーク・アカデミー・ミュージカル・シアター留学
  • 「ビートルジュース」「レ・ミゼラブル」出演

清水が歌う「ポピュラー」は、
可憐さと皮肉、無邪気さと計算高さが同居する名シーンになっています。

アリアナの夢が叶った作品で声を当てられることが、
本当に嬉しかったです。

と、グリンダ役を射止めたアリアナの気持ちに寄り添っています。

グリンダは、

  • 可愛い
  • 世渡り上手
  • でも、空っぽではない

という二重構造のキャラクター。

清水の声は、高音域がアリアナと似ていると言われています。

最初は「軽やかで愛される音色」として耳に入り、
物語が進むにつれて、
その明るさが“鎧”であることを自然に気づかせていきます。

インタビューでも、

グリンダは嫌な子じゃない。未熟なだけ

というスタンスを大切にしていると語っており、
吹き替え版では、
嫌われないグリンダではなく、理解されるグリンダが立ち上がります。

特に後半、エルファバとの決定的な距離が生まれる場面では、
声の明度がほんの少し落ちるだけで、
「選べなかった痛み」が伝わってくるのが秀逸です。

フィエロ:海宝直人

役どころ:軽薄に見えて実は繊細な心を持ち、エルファバとグリンダ双方の人生に深く関わる王子。(ジョナサン・ベイリー)

海宝直人は、日本のミュージカル界を支える俳優の一人です

  • 『レ・ミゼラブル』(マリウス)
  • 『ミス・サイゴン』(クリス)
  • 『ノートルダムの鐘』(カジモド)
  • 『アラジン』(アラジン)
  • 『ライオンキング』(初代ヤングシンバ、シンバ)

など、ディズニー×大型ミュージカル双方で主役級を務めてきた実績があります。
※「ライオンキング」で、ヤングシンバを演じた俳優が、大人のシンバで舞台に戻ったのは、海宝が世界初でした。

フィエロは、

  • 軽薄に見えて
  • 実は一番“変化”する人物

という、演じる側の解釈が問われる役。

海宝はインタビューで、

ジョナサン・ベイリーさんが演じるフィエロはチャーミングかつその奥に見える繊細な心の揺れ動きがとても魅力的なキャラクター。それを吹替版でもしっかりとお伝えできるように務めさせていただきます

と語っており、吹き替え版フィエロも、
序盤はあえて抑制された魅力で登場します。

その結果、
後半でエルファバに向ける言葉や歌が、
「急に誠実になった」のではなく、
ずっと奥にあったものが表に出てきたように聞こえるのです。

日本語吹き替えでは、
フィエロの台詞が説明的になりがちな部分を、
間と声の温度で処理している点が非常に完成度が高いと言えます。

ネッサローズ:田村芽実

★役どころ:エルファバの妹。車椅子に乗っているが、過保護から自立したいと願う人物。(マリッサ・ボーディ)

田村芽実は、アイドルグループ、アンジュルムの元メンバーで、現在は舞台・演劇に活動の軸を移しています。
幼少期からミュージカルに出演してきた経験に加え、ステージでの表現力にも定評があり、感情の揺らぎや内面描写を声で伝える力が高いことが強みです。

公式の吹き替え会見でも、自身の学生時代に作品を何度も観劇していたことを振り返り、参加できた喜びを語っています。

さらに、

収録ではネッサローズの純粋さの中に隠れる意志の強さを表現できるよう心がけて努めました。魔法が使えるなら、世界平和。観て下さるお客様にも、この願いが少しでも届けられたら嬉しいです。

と語っています。

ネッサローズという役は、物語の中で家族の間で揺れる感情や葛藤を表す存在です。
吹き替え版ではその微妙な心情表現が重要になります。

ボック:入野自由

★役どころ:マンチキン国出身の学生で、密かにグリンダへ好意を寄せる役。(イーサン・スレイター)

入野自由は声優・俳優として幅広く活躍するタレントで、TVアニメやゲーム、舞台作品でも人気の高い声優です。声質の柔らかさと役ごとに表情を変える演技の巧みさで知られ、コミカルな役から感情の機微を含む役まで幅広く対応できる力量があります。

ボックは物語中でちょっとしたコミカルさや人間味を担当する役でもあり、入野の声の柔らかさがキャラクター性に合致しています。

ウィキッドの吹き替え会見では「自身も作品のファンだった」と語り、作品愛を持って臨んでいることが伝わってきました。

マダム・モリブル:塩田朋子

★役どころ:シズ大学の魔法学の権威で、エルファバの才能を見出す教授。(ミシェル・ヨー)

この役は、物語内で厳格さと品位を併せ持つ存在として描かれ、声による重厚感が求められるパートです。

塩田朋子は、中堅〜ベテラン声優としてアニメ・吹替・ナレーションなど数多くの作品に出演してきた実力派。

本作は、自身がこれまでに数多く担当してきたミシェル・ヨー、初のミュージカル作品ということで、「喜びが思わずメロディになったような」、これまでの吹き替えとは少し異なるミュージカル要素のある演技に挑戦していると、公式インタビューで語っています。

声の重みと表現の安定感で、作品の“知的で厳しい立場の人物像”を支える重要な役を担っています。

オズの魔法使い:大塚芳忠

★役どころ:オズの国を治める権威ある人物ながら、どこか不可思議な雰囲気も漂う存在。(ジェフ・ゴールドブラム)

大塚芳忠は、日本を代表するベテラン声優で、映画・アニメ・吹替・ナレーションまで幅広いフィールドで活躍してきました。
多くの洋画吹替で名優の声を担ってきた経験が、オズの魔法使いという威厳とユーモア、不可解さが同居するキャラクターに、説得力を与えています。

本作では、長年、オズの魔法使いを演じるゴールドブラムの吹き替えを担当してきたことからの当然の起用。
歌唱にも挑戦しているのが注目ポイントです。

ディラモンド教授:山寺宏一

★役どころ:シズ大学で歴史学を教えるヤギの教授。(ピーター・ディンクレイジ)

山寺宏一は、日本を代表する声優/俳優で、アニメ・洋画吹替・ゲーム・ナレーションなど幅広いジャンルで第一線を走る人物です。
多様なキャラクターを軽やかに演じ分けることで知られ、声の表現力・リズム感・ユーモアの吸収力が突出しています。

ディラモンド教授は、物語の中で理知的でありながらユニークな立ち位置を持つキャラクター。
山寺は、この役を
歌・台詞両方で原語版のニュアンスを出すことを意識したと述べています。
知性と遊び心のバランスを取りながら、観客に親しみと奥行きを感じさせる演技が光ります。

『ウィキッド』日本語吹き替え版 制作陣も超一流

  • 台詞演出:三間雅文
  • 音楽プロデューサー:蔦谷好位置
  • 歌唱指導:高城奈月子/吉田華奈

『ウィキッド』日本語吹き替え版は“別の完成形”

映画『ウィキッド ふたりの魔女』日本語吹き替え版は、
単なる吹替ではありません。

  • ミュージカルへの深い理解
  • 歌と感情を両立できるキャスティング
  • 日本語で“物語を生き直す”覚悟

高畑充希と清水美依紗、
そして豪華声優陣が紡ぐもう一つの『ウィキッド』

ぜひ、声優陣の情熱がこめられた音を、感情を、重力を超える瞬間を浴びてください。

 

オリジナル版キャストのことも知りたい!

キャストのことは、これを見ればわかるよ
「映画ウィキッド キャスト紹介 ネッサローズは誰?」

ストーリーも教えて

補足:『ウィキッド』日本語吹き替えキャスト一覧表

役名 担当声優
エルファバ 高畑充希
グリンダ 清水美依紗
フィエロ 海宝直人
ネッサローズ 田村芽実
ボック 入野自由
マダム・モリブル 塩田朋子
オズの魔法使い 大塚芳忠
ディラモンド教授 山寺宏一
ほか(ファニー役・シェンシェン役など) kemio、ゆりやんレトリィバァ ほか

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