はたらく細胞 映画がひどい理由と子どもに見せるときの配慮は?

邦画

2026年1月30日よる9時から
金曜ロードショーで放送される実写映画『はたらく細胞』

この映画をみた人の感想には、「ひどい」「重い」「子ども向けではない」という意見があります。

その一方、「子どもと一緒に楽しんだ」「勉強になった」という意見もあります。

ですから、「子どもに見せても大丈夫?」
そう迷っている親御さんも多いでしょう。

この映画は、最初のうちは全体のトーンが明るく、
アニメ版が好きな子であれば、未就学児でも楽しめる場面があります。

ですが、“大人向け”とも言われる重い描写が、次第に増えていく作品です。
それは、現実に体内で起こっていることを、できるだけ正確に描写しようとした結果です。

なので、切り捨ててしまうには惜しい、価値のある映画です。

大切なのは、
観せるか・観せないかより、どう観るか。

楽しく学べる部分は、しっかり受け取ったらいいと思うのです。

この記事では、
金曜ロードショーというテレビ放送の特性を生かしながら、
子どもの様子を見て判断するためのポイントを整理しました。

実写映画『はたらく細胞』には、未就学児でも楽しめる冒頭がある

実写版『はたらく細胞』は、
「子どもには向いてない」と言われがちですが、
冒頭からしばらくは、原作を上手に再現した明るい展開が続きます。

赤血球を演じる永野芽郁と、白血球を演じる佐藤健。
この二人の関係性は、アニメ版が好きな子ならすぐに入り込める構図です。

体の中に侵入してくる敵と戦い、助け合う。

白血球のアクションはヒーロー映画のようですし、血しぶきも飛びません。
赤血球はドジですが、頑張っている姿が微笑ましい。
血小板たちは可愛らしくて、思わず応援したくなります。

未就学児でも、女子高生の娘・芦田愛菜の体内を描写しているうちは「体の中のアトラクション」のような感覚で楽しめるでしょう。

映画『はたらく細胞』がひどい理由「父親の体内はブラック」

ただし、親が事前に知っておくべき重要なポイントがあります。
それは、阿部サダヲが演じる父親の体内環境が、かなりブラックであるという点です。

この映画の原作マンガは2つあります。
「はたらく細胞」と「はたらく細胞BLACK」

それらをベースに、さらに人間ドラマを重ねたオリジナルな構成になっています。

特に際立った設定が、女子高生の娘(芦田愛菜)が、重い病気と向き合う後半です。
病気による体調悪化、治療をめぐる描写が増えるため、明るい要素があっという間に消えてしまいます。

大人でも「ひどい」「しんどい」と感じる人がいる内容なので、受け止めきれない子がでてくるのも仕方ありません。

その一方、「面白かった」「勉強になった」という子もいます。

この映画、最初から子どもを排除するのはもったいない。
私は親が「途中から空気が変わる」とわかった上で、子どもと一緒に観る価値がある作品だと思います。

テレビ放送だからできる「様子を見て離脱」という選択

金曜ロードショー最大の利点は、映画館と違って途中でいつでもやめられることです。

普段はうっとうしいCMで中断されるのも、むしろ好都合。

CMに入ったときに、
・表情がこわばっていないか
・画面から目をそらしていないか
・無理に笑っていないか

そんな様子を、そっと確認してみてください。

「今日はここまでにしようか」
そう声をかけてテレビを消すのも、立派な判断です。

途中でやめることは、映画体験の失敗ではありません。
むしろ、子どもに合わせて自由に行動を選択できるのが、家庭視聴の強みです。

子どもに見せるときの配慮は、親の「ひとこと」

もし、一緒に観ていた子どもが、実写版『はたらく細胞』を怖がったら。

視聴をやめる前にやっておくといいことがあります。
親の「ひとこと」で怖さをやわらげ、見方を変えておくのです。

難しい説明は必要ありません。

「体の中で起きてるお話だよ」
・「悪いものと戦ってくれてるんだね」
・「だから、病気やケガが治るんだね」

それだけで、物語は「現実の脅威」ではなく、仕組みとしての出来事に変わります。

特に小学生くらいでは、親が横にいるだけで安心して見られる子も多いものです。

金曜ロードショーで失敗しないための判断ポイント

『はたらく細胞』を、子どもと一緒に観ても大丈夫か?

当日の判断材料を、最後にまとめます。

この映画を金曜ロードショーで観るなら、次の条件がそろっていると安心です。

・アニメ版「はたらく細胞」が好き
・戦いのある作品にある程度慣れている
・親が一緒に観られる
・途中で終わってもいいと思える

この条件がそろえば、
実写版『はたらく細胞』は
「怖い映画」ではなく、体の中の世界を知る入口になります。

金曜ロードショーという形だからこそ、親子で向き合える

実写版『はたらく細胞』は、確かに万人向けの作品ではありません。

けれど、金曜ロードショーという形で観るなら、
子どもの様子を見ながら、親が寄り添い、必要なら止めることができます。

「全部観せる」必要はありません。
「安全なところまで一緒に体験する」。

その選択ができるなら、
この映画は、命や体について考える、
とても良いきっかけになるはずです。

観る・観ないを決めるのは、映画ではなく、親でいい。
その前提に立てば、金ローはとても心強い味方です。

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