ジブリ映画『猫の恩返し』を観ると、どうしても食べたくなってしまうのが、あの可愛い「おさかなクッキー」ですよね。
東京の新高円寺にそのモデルとなったお店があるのは、ファンの間では有名です。
お店の名前は「MYNT(ミント)」。
映画が2002年に公開されてから、もうすぐ四半世紀。
今回は、ジブリファンの私が憧れの聖地へ実際に行ってわかった、ネットには載っていない「最新のリアル」をたっぷりお届けします!
『猫の恩返し』おさかなクッキーモデル店「ミント」とは?
「おさかなクッキー」と「恩返し」のご縁
『猫の恩返し』の物語は、主人公ハルがトラックに轢かれそうになった黒猫(ルーン王子)を助けたことで「恩返し」が始まります。
あのとき、ルーン王子が命がけで抱えていたのが、恋人のユキちゃんへの贈り物である「おさかなクッキー」でした。
なぜルーン王子は、人間界にこのクッキーを買いに来たのでしょうか?
そこには、ハルとユキちゃんの思い出が隠されています。
昔、小学生だったハルが、お腹を空かせた子猫のユキちゃんに出会い、自分のおやつだったおさかなクッキーを分けてあげたことがあったのです。
ユキちゃんがずっと大切にしていた「命の恩人との思い出の味」だからこそ、ルーン王子はプロポーズの品としてこれを選んだのですね。
まさに、物語を動かす最高のキーアイテムです。
モデルになったのは「お店の外観」だけ
そんな映画の最重要アイテムですが、新高円寺にあるケーキ屋さん「MYNT」がモデルになっています。
ただ、映画のモデルになったのは「昔の建物の外観」だけ。
現在の店舗は、モデルになった場所から道をはさんだ、表通りにあります。
驚くべきことに、店主さんは自分の店がジブリ映画のモデルになっていたことを全く知らなかったそうです。
映画の公開後に、お客さんから教えてもらって初めて知り、大変驚かれたというエピソードを教えてくれました。
「ミント」のおさかなクッキー誕生秘話
映画のモデルになったことを知った店主さんは、『猫の恩返し』を手掛けた森田宏幸監督へ「私のお店をモデルにしてくれてありがとうございます」とお礼の手紙を出したそうです。
すると、なんと森田監督から直筆の素敵なサイン色紙が届いたのです!
そのご縁がきっかけとなり、お店でも「おさかなクッキー」を再現して販売するようになりました。
現在、お店で使われているクッキーの箱には、森田監督からもらった色紙のデザイン(イラスト)が大切に貼られています。
監督とお店の、温かい交流から生まれた奇跡のクッキーだったのですね。
『猫の恩返し』おさかなクッキーモデル店「ミント」の現在は?
緊張しながら入った店内は、すっごくアットホーム!
一人で、ちょっと緊張しながらお店に入った私にも、60代の店主さんはとても優しく声をかけてくださいました。
手作りのケーキが並ぶ店内はすっごくアットホームで、気づけばその場で30分も話し込んでしまったほどです!
小さなお店ですが、店内にはその場で好きなお菓子をいただけるカフェスペースもありました。私はお目当てのおさかなクッキーと一緒に、ショーケースで美味しそうに並んでいた洋ナシのタルトとチーズケーキも購入してお持ち帰りすることに。
後でお家でゆっくりいただいたのですが、これがまたビックリするほど美味しい!
優しい甘さで、ケーキ屋さんとしてのレベルの高さに改めて感動してしまいました。
【注意】現在は店外・店内ともに「写真撮影NG」
お店の素敵な雰囲気をぜひブログやSNSでシェアしたかったのですが、ここで大切な注意点がありました。
実は現在、MYNTさんは店外・店内ともに写真撮影が完全NGとなっています。
昔のネット記事や個人のブログには店内の写真がたくさん載っているため、「なぜ変わってしまったのだろう?」と気になって店主さんに伺ってみました。
すると、「お店の宣伝として大々的に使うのは、肖像権(版権)的に難しい」と、ジブリ側から丁寧なお話があったのだそうです。
ジブリの作品とお店の双方を大切に守るための、公式で前向きなルールだったのですね。
これから訪問する方はカメラはそっと仕舞って、素敵なお店の空気感を自分の目にしっかり焼き付けましょう!
店内のジブリお宝グッズ
写真は撮れませんが、一歩お店に入るとファンにはたまらない空間が広がっています。
カウンターの奥には、先ほど紹介した森田宏幸監督の直筆サイン色紙が今も大切に飾られています。さらに、お店の奥にはムタさんたち、お馴染みの猫キャラクターのぬいぐるみもちょこんと並んでいました。
映画を作り上げた監督のサインがそこにあるだけで、「本当にここがモデルなんだ……!」と胸が熱くなります。
可愛い猫たちに見守られながらお買い物ができる、とても幸せな空間でした。
『猫の恩返し』おさかなクッキーが「大きく」進化していた!
ネットの古い情報だと、映画と同じ「小さなおさかなクッキー」と書かれていることもあるのですが、ここにも最新のリアルな変化がありました。
衛生面の理由から、現在は「大きなおさかなクッキー」に進化していたのです!
映画のままだと少し小さすぎて、手作りする上での管理が大変だったのかもしれませんね。でも、味やこだわりは当時のまま。こうした変化を知ることができるのも、実際に足を運んだ聖地巡礼の醍醐味です。
販売されているサイズは、ばら売りのほか、可愛い箱入りが用意されています。
- ばら売り 150円(1枚)
- 3枚入り(箱) 550円
- 5枚入り(箱) 850円
- 8枚入り(箱)1300円
どれを買おうかじっくり悩んだ末に、今回は「5枚入り」を購入しました!
5枚入りを実食レポート
ここからは、お家に連れて帰ってきたクッキーたちの紹介です。

(※お店の方に確認したところ、買ってきた商品の写真撮影と公開はOKでした!)
箱を開けると、クッキーが一つずつ丁寧に袋に入っていて、
それぞれに可愛いリボンがついていました!

この細かなこだわりが、映画でルーン王子が大切に抱えていた、
あの「赤いリボンの小箱」を見たときのような、ワクワク感を呼び起こしてくれます。
さらに、中身を取り出してみると、びっくりするサプライズがありました。
なんと、「4枚のおさかなクッキー」の中に、
「1枚の猫型クッキー」が隠れていたのです!

おさかなだけだと思っていたので、この猫ちゃんを見つけた瞬間は、心の中で「きゃー!」と叫んでしまいました。
まるで猫の国からのサプライズギフトをもらったような嬉しさです。
さっそくお茶を淹れて、実食してみました。
食感は香ばしくてサクサク!
手作りの懐かしさを感じる優しい甘さで、ハルちゃんやユキちゃんが大好きな理由が本当によく分かります。丁寧に作られた焼き菓子特有の、バターのいい香りが口いっぱいに広がって幸せな気持ちになれました。
まとめ:自分の足で行くからこそ出会える物語
今回の『猫の恩返し』聖地巡礼。
写真撮影ができなくても、新高円寺の「MYNT」さんを五感で楽しめたと思います。
ネットの情報を見るだけでなく、実際に足を運んだからこそ、店主さんの優しいお人柄や、クッキーに込められた本当の歴史に出会うことができました。
みなさんもぜひ、新高円寺の街を歩いて、あの優しいおさかなクッキーに出会ってみてくださいね。
東京メトロ丸の内線、新高円寺駅から徒歩5分!
火曜日はお休みなのでご注意を。
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